第16回テニスフォーラム

2015年のテニスフォーラムが無事終了しました!
ご参加いただいた皆様,ありがとうございます.
このページでは,第16回テニスフォーラムに登壇された講師の方々が使用された資料をダウンロードできます.
 
皆様の日々の指導にご利用ください.
※資料の著作権は講師の方々にありあす.
ご自身で閲覧するだけにとどめて頂き,無断で使用・転載などしないようお願いします.
森氏の講義・指導内容がDVDでお求めになれます!
1日目:午前:『 世界基準を見据えたジュニア期のテクニック指導法 』

講師:森 稔詞 氏 

亜細亜大学 テニス部テクニカルコーチ
清風高校でインターハイ団体・単・複で準優勝。全日本ジュニア18歳以下複優勝。
細亜大学へ進学し3・4年次インカレ単2連覇とアジア学生選手権単複2連覇。
卒業後プロ転向し92年全日本テニス選手権複優勝。
07年ユニバーシアード日本代表監督。
現在、亜細亜大学後進の指導にあたる。
講義の様子:テニスコートの幅は狭い.そのことをまず認識できれば,テニスというスポーツがどのような技術や戦術が必要な種目なのか分かります.受講者にテニスコートを手書きさせ,実際にテニスコートを歩いてみせることで,それを意識させるところから講義は始まりました.
その後,グループ別に分かれた受講者は,目の前のコートで繰り広げられる学生選手のプレーを見て,それを評価する課題に取り組みます.仮に自分がこの選手たちの指導者であればどのような声掛けやアドバイスをするか,実践的な講習を受けてもらいました.
講義用資料:→ダウンロード
1日目:午後1:『 ジュニア選手に対しての栄養サポート –成長期の食育指導− 』

講師: 村上 知子氏 

公認スポーツ栄養士
平成15年~19年トランポリン日本代表女子選手のアテネと北京オリンピックのサポートを行う。
平成22年から日本セーリング連盟オリンピック強化スタッフとして栄養サポートを行う。
講義の様子:バランスの良い普通の食事を目指すことが大事なのですが,それを実現するためには指導者や保護者の意識と知識が必要になってきます.どのような食品や食事が理想的なのかといった判断は,ジュニア選手には難しいからです.
食事・栄養指導において散見される誤解や勘違いを例題にしながら,正しい食事とはどのようなものか,その目指すべきところを解説していただきました.
 
 
1日目:午後2:『 テニス選手に必要な関節可動域と基礎的動作作り 』

講師:魚田 尚吾氏

大阪体育大学
日本体育協会AT
講義の様子:ケガをしない身体を目指すためのトレーニング戦略として,解剖学的知見を交えながら実践的に紹介してもらいました.トレーニングのターゲットである身体部位の特徴や,高めたい能力について詳細に理解しておくことが指導者に求められるところです.
トレーニングの実践では,スポーツ指導においてよく耳にする「体幹を鍛える」とはどういうことか,その注意点を受講者自ら体験してもらいました.

講義で紹介したトレーニング:→トレーニング紹介ページへ
講義用資料:→ダウンロード
2日目:午前:『 将来を見据えたジュニア選手の育成について 』

講師:伊東 猛 氏 

15歳で世界的名門ホップマンキャンプに修行のため渡米。
大学卒業後、北日本物産に3年間所属し海外大会を転戦、日本リーグで2度の日本一に貢献しリーグMVP獲得。全日本選手権ではシングルスでベスト8、日本ランキングで16位にランクされる。
現在、関西国際大学テニス部監督、HEAD インターナショナル・スカウティング、京都外大西高校テクニカル・コーチ、ルーセントテニスクラブ豊中エリートコース・コーチ
講義の様子:天才は放っておくだけでは育ちません.その才能を育てる必要がありますが,このためには長い時間が必要になってきます.スポーツ界におけるトップ選手をコンスタントに輩出する地域やチームに共通しているのは,十分な練習時間が確保できる潤沢な環境です.世間では天才を育てるには「1万時間」が必要と言われていますが,「2万時間」を目指すことによって「世界チャンピオンを量産する」ことを狙うのが伊東氏の目標です.
十分な練習時間を確保するためには,何よりもジュニア選手が意欲的に練習しようとする環境を作ることが大事だということを学べたかと思います.

講義用資料:→ダウンロード

 
2日目:午後:『 ジュニア選手の効果的なコーチング術とは!-サッカー界から学ぶ- 』

講師:曽根 純也 氏 

大阪体育大学 准教授
前職はガンバ大阪の育成普及部で監督コーチを歴任。
2006-2007年FIFA U-17WorldCupシリア代表チームのベスト16に貢献。
2007年度より大阪体育大学に着任。
球技における戦術研究の今日的課題 スポーツ運動学研究など運動学を専門とした研究が多数ある。
講義の様子:国内外のジュニアサッカー選手の指導経験を有する曽根氏の視点から,テニス界に活かせる提言をいただきました.スポーツ競技にかかわらず重要となってくるコーチング理論を交えながら,ジュニア選手指導の在り方を学べたかと思います.
良いコーチングとはどういったものなのか? ややもすれば抽象論になってしまいがちな事について,ケーススタディを用いて指導者としての具体的な振る舞い方を解説していただきました.

 
 
 
 
■■第16回テニスフォーラム情報■■
【主催】  テニスフォーラム 

【後援】  関西テニス協会
【開催日】 平成 27年 11月28日()29日(
【会場】  大阪体育大学(テニスコート・多目的体育館)
大阪府泉南郡熊取町朝代台1番1号 

【テーマ】 『 ジュニアの育成を考える! 』 
【参加対象者】日本体育協会公認スポーツ指導者、学校関係の指導者、テニスクラブのコーチ、スポーツ医科学関係
【研修ポイント】公認スポーツ指導者研修ポイント対象 1日間2ポイント・2日間4ポイント

【大会参加費】
講習参加費: 9,000円(2日間)5,000円(1日のみ)
懇親会参加費:2,000 円          

【日程と内容】 
11月28日(
 時間 場所 内容
 9:00体育館受付
 9:20体育館開会式
 9:30-12:30 テニスコート
※雨天時は体育館
『 世界基準を見据えたジュニア期のテクニック指導法 』
講師:森 稔詞 氏 (亜細亜大学)
 12:30-13:30※昼食は各自ご用意くださいランチタイム
 13:30-15:30講義室『 ジュニア選手に対しての栄養サポート –成長期の食育指導− 』
講師:村上 知子 氏(公認スポーツ栄養士)
 15:45-17:00体育館  『 テニス選手に必要な関節可動域と基礎的動作作り 』
講師:魚田 尚吾 氏(大阪体育大学 日本体育協会AT)
 17:15-18:30レストラン 情報交換懇親会
※講師の方もご参加くださいます
11月29日(
 時間場所内容
 9:15体育館 受付
 9:30-12:00講義室・テニスコート 『 将来を見据えたジュニア選手の育成について 』
講師:伊東 猛 氏(HEADインターナショナル・スカウティング)
 12:00-13:00※昼食は各自ご用意くだいランチタイム
 13:00-14:30講義室 『 ジュニア選手の効果的なコーチング術とは!-サッカー界から学ぶ- 』
講師:曽根 純也 氏 (大阪体育大学)
 14:40-17:00体育館『 ジュニアテニス選手の体力づくりを考える!
5歳〜14歳の効果的な体力づくりとは?(理論と実践) 』
講師:梅林 薫 氏 (テニスフォーラム、大阪体育大学)
講師:魚田 尚吾 氏 (テニスフォーラム、大阪体育大学)